お知らせ:このサイトは閉鎖します。移転先についてはhttp://projectroom.jphttp://haukun.projectroom.jpを参照ください。
新約聖書 マタイによる福音書朗読TwitterBot @BibleJP_Matt好きなテキストをiPhoneの壁紙に。iPhone用Webアプリ「ポステラ」聖書 創世記朗読TwitterBot @BibleJP_GenCodeOfCelestia -数学的壁紙配信サイト-

「哲学のおやつ 仕事とお金」読破

公開日:2010/04/05 (Mon)

本名哲学のおやつ 仕事とお金
シリーズ哲学のおやつ
著者ブリジット・ラベ
ミシェル・ピュエシュ
訳者西川 葉澄
出版社汐文社

この本について

私なりの分類

子供向け哲学書

購入動機

哲学のおやつ 生きると死ぬに感化されて購入。
それとは出版社が異なるので、本のサイズが異なります。また1冊に1エピソードしか載ってません。
近所では売っていなかったので、Amazonにて注文。

本を読んでの感想

仕事とお金。お金だけでも語れない。仕事だけでも語れない。お互いがあって初めて語ることができるのですね。
最近はお金に関する本がたくさん出ているけれど、お金なんて単純なもので、こんな数ページの本でも十分かもしれない。

お金で買えるものは、モノでも、幸せでも、未来でも無い。
自由であることを気付かせてくれる本です。

こんな人におすすめ

これから働く人へ。
お金とは何か分からなくなってしまった人へ。
お金至上主義になりかけている人へ。
お金について考えたい人へ。

考察

見えないお金

お金ほど不思議なものはないような気がする。
お金に対しての考え方は、一定であるように見えるけれど、1つ何かに心を打たれただけで、たちまち変わってしまう。
お金に対しての価値観が変わるということは、世界の見方が変わるということ。
それは世界に対して用いることのできるインターフェースの1つがお金だから。

そう考えてみると、私もここ数年で考え方が大きく変わってしまった人。

大学に入るまでアルバイトをしていなかったので、お金の使いどころがあんまりわからなかった。使える限度を増やそうとも思わなかったし、使い道も分からなかった。恒常的な消費といえばお昼代だけで、それもほとんど使用していなかった。遊びもしないし、ファッションにも興味がなかったので、消費といえば、たまにパソコンソフトかゲームか本を買うぐらい、そんな感じだった。
貯まる、とか、貯める、とかではなくて、なんかお金が「ある」というぼんやりとした感じだった。

大学に入っても、見渡した限りのアルバイトは、接客とか事務とか荷物運びとか、(わたしにとっては)何かやらされている感がするものしかなかったので、見向きもしなかったし、できなかった。
しかし、ある日、大学で授業補助員なんていう面白そうなアルバイトを見つけた。これはやらされている感が全くしなかったので、自然と応募していた。
また、先輩がいきなり会社を作って、なぜかそこに呼ばれたりもした。そこも上記同様、やらされている感が全くなかったので、楽しんで通っていた。
それと、成績が良かったらしく、大学から奨励金が出たりもした。はじめて銀行口座を作った。

いきなりお金が増えて、とても混乱した。それまでの収入(というかお小遣い)から考えると、何年分にもなる額。え、なにこれ?本当にもらっていいの?大丈夫なの?

DSとPSPを買った。初めての大きな買い物だった。
新しいパソコンを買った。できることが格段と広がった。
身の回りにモノが増えていった。お金は全てモノに変わった。
増えたもので、できることが増えていった。ちょうどゲームで「魔法」とか「スキル」とか「アイテム」を買っているような感じだった。

そんなこんなで、大学4年生くらい、つまり周りの人に遅れること早6年。ようやくお金が分かってきた。
私が活動すると、その場所と活動の仕方によっては、なぜかお金が発生するということ。
ただ、必ず「他の人に」繋がらないと、お金は発生しないということ。

会社に勤めるようになって、収入はまた何倍にも増えた。またわけがわからなくなった。
だけども、社会人生活3年目になってきて、お金を受け取るのも、あんまり悪い気がしなくなってきた。(それまで、これ本当にもらっていいのかなーとずっと思っていた。)
そのお金で、「自由」に「健康」的に生きてくださいね、っていう意味なんだと考えるようになってきた。「健康」に社員が生きていれば、それは会社にも還元されるから、論理的にも功利的にも正しい。

だから、やっと、自分なりに正しいお金の使い方がわかった。それは、お金を使って「自由」に「健康」に生きること。
こうして、見えないお金が、徐々に輪郭ぐらいは見えるようになってきた。
最近は「食料」や「サービス」、つまり消えてしまうものや見えないものにお金を使うことに抵抗がなくなってきた。
満足を買っている、の意味がわかるようになってきた。

そういえば、他の人には、どんな風にお金が見えているんだろう。それもちょっと気になる。

あと、教育関係

「お金に関しての教育がない」一方で、「お金を使わなければ社会で生きていけない」ので、お金の教育が無いとは、なるほどと思う。
確かに、学ぶ機会がない。自分で焦点を定め理解をしないと意識できないものであるように思う。
私も、大学に行かなかったら、違うアルバイトをしていたら、そしていろんな人と出会わなかったら、お金に対しては何も理解できなかったし、価値観はまた違ったものになっていたように思う。
この辺りはもっと学んでいかないと、何かを語れない内容ではありそう。お金だけで1つの哲学が形成できる。まだまだ学んでいかねば。

このコンテンツのタグ: お金 ビジネス 哲学 シリーズ:哲学のおやつ


このコンテンツへのコメント

コメント無し

コメントフォーム
名前
(Max15文字)
削除パスワード
(Max15文字)
コメント
(Max1500文字)
コメントを投稿する※投稿する場合はこちらをチェック。
コメントを削除する※名前欄にIDを、削除パスワードに投稿時のパスワードを入れることで削除できます。

2013年もよろしくお願いいたします!

合計 228095
12/12 20
12/11 99
12/10 80
12/09 93
12/08 78
12/07 93
12/06 98
1,722,213
478 時間
19
5.4611
[とても昔]
アプリ内は良さそうだけど、ホーム画面はのっぺりしちゃうなぁ…。
[とても昔]
次のOSXそう来たかw
[とても昔]
SurfaceProゲットなう。思ったよりタッチ画面が使いやすかった。キーボードの縦幅短いから、画面と近いからかな。 これで、Win8/iOS/Androidアプリどれでも作れる! http://t.co/7CXQCVVao5
[とても昔]
じわじわくるw >RT
[とても昔]
スタジオレンタルして、15年ぶりにピアノを弾くなう。あとステージアも初体験できて良かった。近場で便利。フロッピーじゃなく、USBでレジストいけるのね。楽譜もネットで購入→印刷できるので、買いに行く必要すらなくなった。すごい時代。 http://t.co/9gRBztS2UB
@Hau_kun

Twitterでマタイによる福音書を読んでみませんか @BibleJP_Mattで朗読中 Twitterで創世記を読んでみませんか @BibleJP_Genで朗読中 好きなテキストをiPhoneの壁紙に。iPhone用Webアプリ「ポステラ」

区切り線
はぅ君プロジェクトについて

管理人はぅ君の運営する個人ポータルサイトです。
技術・思想・ソフトウェア・その他もろもろをコンテンツとして公開していきます。
ご意見・ご感想・要望は、各コンテンツのコメントか、お問い合わせよりどうぞ。

Rss 1.0 RSS1.0のフィード