#pchj03 の 30-min Coding Challenge に参加しました

先日、@PCD_Tokyoさん主催のProcessing Community Hangout Japan #03が開催されました。今回のテーマは「#つぶやきProcessing」ということで、いつにも増して開催が楽しみでした。

イベントはYouTube上で開催されており、配信アーカイブは下記から視聴できます。

コーナーは二つあり、一つ目は「30-min Coding Challenge」、二つ目は「スケッチ鑑賞会」でした。

目次

30-min Coding Challenge

文字通り、30分間コーディングして何かを作っていく、という企画です。運営の方から参加のオファーがあったので、是非とも!、と参加させていただきました。

@villaresさんの方は黄金比をベースに図形を画面に埋めていく作品を構築されていました。作品構築のアプローチ(mouseXでパラメーター調整したり、動きを見て「too quick!」って言ってパラメーター下げたりとか)が似てて面白かったです。黄金比は注目している概念なので私もどこかで使ってみようと思っています。

私の発表内容はアーカイブを見ていただければ分かると思いますので、補足を書いていこうかなと思います。

テーマについて

動画冒頭にあるとおり、テーマは「泡」としました。

前回のイベント(#02)は「七夕」というテーマでしたので、今回は「夏」とかのテーマが来るかなぁと考え、ぼんやりと「夏」→「海」→「波か泡」にしようと思っていました。で、波については、以前「30min Coding Challenge #0」の方で@takawo先生が作られていたので、じゃあ「泡」にしようかなと決めていました。

ちなみに、8月中盤になってもテーマの発表がなかったので、運営の方に聞いてみたら、「今回は#つぶやきProcessing自体がテーマなので、何でも良いです」ということでした😆

というわけで、noFill()したcircle()を円状に配置して動かすという方針でジェネラティブに創っていけば、30分で何かしらはできるかなぁと考えていました。

ジェネラティブに創ることについて

アーカイブの通り「泡」から発展させながらいろいろパラメーターを変えたり数式を挟んだりして創っていきました。今回は途中でブラーを入れたところで、「これは面白くなりそう」ポイントが見つかったので、そこを掘り進めて行きました。

(今回はブラーを思いつけてよかったです。見つからないと泥沼にはまって全然物が出来上がらなかったりすることもある…。)

これは、まずはいろいろ書いてみて、そこから発見していく、という方向性が強い創り方かなと思います。

創りながら、自分でも「何ができるのかな」というわくわく感が得られるので、好きなスタイルだったりします。

#つぶやきProcessingを始めたばかりの時は、この文字数で一体何ができるのかという点で、いろいろと手探りでしたが、毎日進めていく中である程度のパターンやルール、数式などが自分の中に蓄積されていき、それが武器となってパラメーター調整や深堀に使えていけるようになったのが、活動を続けてきてよかったなと思っている点の一つです。

表現が先が文字数が先か

私が#つぶやきProcessingで大事にしていることは、その作品で「表現したいことは何か」です。このため、文字数を考えるのは中盤戦以降にしています。つまり、まずはやりたいこと、表現したいこと、作りたいことを考えて優先して作っていくことにしています。

とはいえ#つぶやきProcessingを1年ちょっとぐらいやってきているので、「これくらいなら多分なんとか入る」とか「これはまぁ絶対無理だ」ぐらいは感覚でわかるようにはなってきました。今回も、中盤では、アルキメデスの螺旋+もう一アイディア(ブラー)程度ならぎりぎり大丈夫そう、という感覚がありましたし、最後の手段である「改行を削る」というカードもまだ残っていたので、終盤にタンジェントを入れていた時も、最後どうしようもなくても何とかはできそうかなぁとはぼんやり思っていました。

可読性について

最後の方で@nagayamaさんからコメントがありました通り「可読性」については、少し意識しています。

作品の映像がまずは大事ですが、どうやって動いているのかな、と思った方にはコードの方も見て頂きたいと思っていて、その際に可読性の良しあしは「コードを読んでみよう」というモチベーションに少なからず寄与しているのではないかと考えているからです。特に改行のあるなしは、Twitterでぱっと見たときのコードの印象が変わるので、大事だなぁと思っています。

といっても、やりたい表現が作品に入れられないと意味がないので、最後は可読性を犠牲にしなくてはいけないのですが…。そんな葛藤をしながらも、インデントや改行はできる限り遺していきたいと考えています。

つぶやきコーディングについて

他人がコーディングしている風景を見る際に、私は、その人がどんなことを考えているのか、なぜそこにそれを書いたのか、実行結果を見てどういう風に感じたのか、といったことが気になるので、オファーをいただいた時にはすでに、今回のCoding Challengeは、画面だけではなく音声も収録しようとは決めていました。

もともと独り言が多い性格でしたので、つぶやき「Coding」自体は違和感なくできました。オファーを受けてからは、毎日のつぶやきProcessingの作業時に、ある程度喋りも意識して創っていくという練習をしていたので、本番では「ある程度解説っぽいことをしながら創っていく」というスタイルは何とか形になったかなぁと思います。

(ちなみに一人じゃない時に独り言をぶつぶつ呟いていると怪しい人になってしまうので、「音声を発さない独り言」という技術を身に着けることで、社会に適合しています😀)

ソースの保存タイミングについて

イベントの途中で話題になった「いつ保存するか」ですが、私は「後半」派です。

革新的なコードが書けたときはさすがに保存しますが、そうでないときは、もし万が一クラッシュなどしてソースが失われても、覚えている範囲で再現してコードを書けば、また新しい発見も出てきますし、違ったものができてもそれはそれでよい経験ですし、結果的に良いものができていくと思っているからです。

感想

録画した内容を見返してみると、その時のわくわくの感情を思い出してりしてなかなか面白いことが分かりました。(あと、ここはもっとこうしたほうがよかったなぁとかも)

いろいろな方からも肯定的な意見をいただけたので、今回チャレンジしてみて良かったなぁと思っています。

気が向いたらまた録画してみようかなぁ。

スケッチ鑑賞会

イベントの後半はスケッチ鑑賞会でした。このイベントと連動しているNEORTには70を越える作品が集まったようですね。すごい!

私も毎日投稿していましたが、個人的なお気に入りは、対称定規を利用した下記です。マウスで絵を描くことができます!

https://neort.io/art/bt2k0ec3p9f8mi6u7580?index=35&origin=featured_tag

どの作品もいろいろなアイディアが詰まっていて、つぶやきProcessingにはまだまだ可能性があるなぁと思いました。みんなすごい…!

Zine Vol.1

さて、今回のイベントに合わせて、PCJ ZineのVol.1の募集がありました。(Zine Vol.0はこちら。PDFを無料でダウンロードできます。)

今回もポエムOKとのことなので、つぶやきの魔法書シリーズで寄稿させていただこうかなぁと思っています。

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