Ver.30をリリースいたしました。
「優美」をテーマとしていたVer.29が終わり、新しいVersionの始まりです。
単に生きるだけではなく、その出来事、動作、思想に優美さをこめることで、そこに確固たる「私」が出来上がっていく。
そして、それが、そこにいた、そこに生きた、そこに生きていた、という存在へと繋がっていくだろうという考えのもと、一年を過ごしておりました。
優美に生きるとは、そこに想いを込めるということ。一挙一動に、そして一言一句に。
その中から表れ残ったものが、「私」自身の本質に近いものといえるのでしょう。
幸いなことに、この一年、いろいろな体験し、いろいろなことを行い、いろいろなものに出会えたものでした。
過去28年も、毎日が何かの連続であったはずですが、それぞれに意識を向けることで、より多くものを見つめることができたということでありました。
導線が次の導線を結び、先へ先へと進んでいく中をゆったりと辿って行くのは、優雅でそして心地よいものでありました。
さてさて、しかし時は流れてVer.30となりました。俗にいう二分の三成人というものです。よくよくここまで来たものです。大きくなったものです。
今回のテーマは「愉楽」と定めることにいたしました。
この優美なる世界は楽しいことで満ち溢れている。そこで起こりうる、すべてのことを受け入れ、楽しんでいこう。そのようなテーマです。
種を蒔き、育て、それを刈り取って、次の世代へ、などという世界は終わりました。
過去も未来も掬えない、すべては現在の連続の中で、どのように動いていくのか、その連続性でのみしか存在が測れません。
それならば、その目の前の事象をどのように認識するのか。
その決定が、結局のところは過去と未来を繋げて、長い長い潮流を培っていくのでしょう。
とあるジェットコースターがあり、
いつかは落ちることが分かっていて、
気づいたらそれに乗っており、
途中で降りることは許されず、
さてさて、落ちるその日まで。
どのように待とうと、何を考え昇ろうと、
それは他人には一切伝わらず、
過去にも未来にもどこにも残らず。
自分がどのように感じるのか、ただそれのみが、
自覚できる唯一のものであり、
自在に操れるものであり、
自由に決めてよいものであり。
それならば、楽しいものを選択するのが、
それが、一番の理想であるように。
それを、この一年で見つけていきましょう。
また、30代というものがこれから始まることになります。
30代は「Go to Outside」をスローガンにしていこうと思います。
10代がInsideな時代で、20代がShareという時代でしたから、次の時代は外にいきましょう、という流れです。
そこから新しい繋がりが生まれてゆけば、また次の時代への布石を打っていくことができるのでしょう。
若き時代は人と話すのもままならなかったものですが、
そして外に出ることすら嫌うInDoor派の一員でありましたが。
お陰さまで、現在はシェアハウス的なところで楽しく過ごさせていただいております。
不思議なご縁です。成人の日の、あの日の私が今を見たら、きっと驚くことでしょう。
そして20年前、パソコンに出会うちょっと前の、10歳の私。彼は今の私をどのように見てくれるのでしょうか。
きっと私が何をしているのか、何一つ分からないことでしょう。
でも、私は今も昔も変わらず、自分の好きなことと好きなものを、ただただ創っていっているだけだよ。
それは間違いなく伝わるはずです。
そのように数十年先など、全く見えないものでもあります。
でも、残り続けるものも必ずあります。
次の10年、二分の四成人のその日に、この日のこの文章を思い起こし、
あの頃の若き時代はなどと軽く一蹴できるような、そんな日々を過ごしていきたいと思います。
さぁ、新しい現在へ、出発だ!
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] バージョン30に向かうときは優美だの愉楽だのと、いい感じに楽しく生きていこうというような感じのテーマで進めていましたが、そのあたりはうまく根付いているかのように感じます。願わくばこのリリースの蓄積も私の糧となり道しるべとなりますように。 […]