久しぶりにWin7シリーズ。でもCPUの話なのでWin7というより、Win7を搭載したパソコンのお話。
IntelCorei系の一部には「ターボブースト」と呼ばれる機能が備わっています。
これは簡単に言うと「余裕のある時にがんばっちゃう」機能です。
CPUは働くと、電気を消費し熱を発生するため、頑張りすぎると壊れます。
ただ、電力や熱に余裕のある時は、ターボブーストして頑張っちゃうことで処理速度をアップさせることができるのです。
私がIntel Corei7 860を使い始めてから9カ月ほどが経ちます。(はぅ君プロジェクトダイアリー No.944)
最近、CPUクロックを見ていたのですが、どうも定格の2.80GHzでしか動いていないということに気付きました。CPUが働いていない時は1.18GHzまで落ちてエコになるのは確認していたのですが、CPUの1コアをフルで使っている時は2.80GHzまでしか行かないのです。
Corei7 860にはターボブーストが搭載されているため、定格の2.80GHzより高くなる時があってもいいはずなのです。
これはおかしいと思いIntelのページで調査を開始しました。ターボ・ブースト・テクノロジーに関するFAQ(インテル公式)
そして、ページ内をいろいろ見た結果、ターボ・ブースト・テクノロジー・モニター(インテル公式)を見つけました。
これは、Windowsのガジェットとして動作し、ターボブーストの動きを見れるソフトのようです。
というわけでさっそくインストール。
2.80GHzのまま反応せず。。。
これで確実にターボブーストが動いていないことがわかりました。Intelの公式ツールのため信頼性は高いでしょう。
原因を探そうと思いいろいろ考えたところ、CPUの動作はBIOSが握っているので、BIOSをチェックしてみようというところに行き着きました。
パソコン再起動させてDELETEキー連打してBIOSに入ってみます。
くまなくチェックしてみるとCellMenuの欄にIntel Turbo Boostがありました!ここをEnabled(有効)に変えます。
BIOSの一般的な設定の方はチェックしていたのですが、CellMenuはMSIの独自機能で、オーバークロッカー御用達なもののため見ていなかったのが原因でした。。。
設定をEnabledに変え再起動することで、ターボブーストが有効になりました。
ただ気になるのは、1コアフルにしてもクロックが1段階しか上がらないこと。
本来なら3GHzを超えるはずなのですが…。
前述したとおり、電力や熱も関係しているようなので、夏だから熱的にぎりぎりなのかもしれません。
冬場に期待ということで、とりあえず解決にしようと思います。
この9ヶ月間、本来上がるべきクロックが上がらなかったことになるので、クロック量で計算したら大きな損失になっている気がします。
ただCPUのほとんどはBOINCでWorld Community Gridが持っていくので自分の作業量的にはそんなには問題ないことになるのですが、でもちょっと悔しいです。
コメント無し
2013年もよろしくお願いいたします!
合計 | 228095 |
12/12 | 20 |
12/11 | 99 |
12/10 | 80 |
12/09 | 93 |
12/08 | 78 |
12/07 | 93 |
12/06 | 98 |
1,722,242 | 秒 |
478 | 時間 |
19 | 日 |
5.4611 | % |