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時も金なり

何百円も余分に使うなんてもったいない、と言っていて、
でもその人は、もう何百時間も無駄にしている。

お金は物であるから、使うことが分かるけれど、
時間は物では無いから、使っていることさえ気づけない。

お金という、物を伴った数値が表れると、途端に失うのを恐れるのに、
時間という、物を伴わない数値には、何の興味も示さない。

お金が有限であることは、見てすぐに分かるのに、
時間が有限であることは、考える目すら向けていない。

そういえば、そんな人がいた。

でもその人はこの記述を読まないだろうから、
きっとそのまま変わらないんだろうなぁ。