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Vista記第1回目はAeroについてです。
これは私がVistaにおいて期待することの1つであります。見栄えは重要です。
~
Aero(特にAeroGlass)~
ちなみに発音は"えあろ"です。
今回から画面の描写方法が変更になりました。今までは直接画面に描いていたのですが、今回からは"いったんどっかに描いておいて"その画面を呼び出す方式になりました。
つまり、今までWindowsがペンを持って落書きをしていたとするならば、今回からは上からプロジェクターで投射しているような感じですね。実際の画面はプロジェクターが作っているのではなく、プロジェクターにつながっている何かが出力しているわけですよね。
そのため、これらをテクスチャのように利用することで、Flip3D(よくVista搭載しているパソコンの宣伝に使われる、画面が斜めになってるあれ)や半透明処理が簡単に実現できるようになったわけです。3Dゲームに近い感じがします。
Aeroを利用するためには、それなりのグラフィックボードが必要です。が、GeForceの5系でも動作するのを確認しています。つまり、3年ぐらい前のものでも動作はするということです。
しかし、先ほど言ったように、ウィンドウをテクスチャのようなものにして格納するため、ビデオメモリが重要になります。また3Dゲームに近いので、7,8系のボードの方が、もちろん処理に優れます。
さて、AeroGlassを使うと以下のようになります。
…正直、機能面ではあんまり変わりません(ノ-;)
が、裏では画期的なことが行われています。
画面処理をグラフィックボード(GPU)が行ってくれているのです。
つまり、XPではよく"頭脳"と訳されるCPUがいろいろ計算しながら画面を作っているのですが、VistaAeroでは、CPUは処理、GPUは画面処理をやってくれるわけです。
よって"頭脳"は細分化されて、"左脳"がCPU、そして"右脳"がGPUになった(あくまでイメージ)わけですね。
次は"前頭葉"あたりに相当するものが出てくれると助かるんですけどね。
Aeroを有効にしたほうがCPUへの負担が軽くなるそうですよっヽ(・-・)ノ その証拠に、ウィンドウをぐりぐり回してもCPUには影響がありませんでした。(XPだとCPUをかなり浪費します)
ウィンドウの出現・消滅にも1つ効果が加わっております。フェードイン・アウトに若干拡大縮小が使われており、『ウィンドウが現れたよっ!』感がでてます。
これは初心者には優しいかもしれません。エラーがでても、例の癒し系の効果音とともにほわっと画面が出るわけですからね。(98のエラーってびっくりしますよね。ジャン!って感じで。)
そういうわけで、Aeroは表では見た目が変わった、そして裏では負担を分散している、と言えます。
あんまり機能性はありません。これは期待していただけにがっかり。
せっかくテクスチャっぽくしているのですから、自由に拡大縮小できたり、自在に斜めにしたりしたかったものです。半3Dデスクトップですね。
そうそう、それぞれのウィンドウは別な場所にあるわけですから、Flip3DやTaskbarThumbnailしてても、各画面は動きます。ダウンロードやファイルコピーのプログレスバー進行状況が確認可能です。
しかし、このAeroですが、アプリケーションが対応してないとそのときだけ無効になります。
XPのほうでnvshell(GeForceにくっついてくるexplorer拡張シェル)を使っていたのですが、これに近いです。少しでも使えない機能が来ると無効になります。(上記画面の下になります。Windowsクラシックにはならないです)
ただし、再度使えるようになると自動で復帰します。ここら辺はよくできてます。
Aeroが無効になるもので、私が確認できたものは、
・FreeMind
・JUDECommunity
・
Javaでグラフィカルなページになった時。
…です。Javaと相性が悪いのかな…。
Adobeはまだ試していませんが、私の利用しているPhotoImpact7は正常に動作しました。グラフィック系は大丈夫みたい…?
あと、まだ多くのもので試してはいませんが、ゲームをウィンドウモードで動かすとカクカクになるものがあるみたいです。つまり、GPU処理がAeroに回ってて占有できないから、ソフトウェアモードになってるのかな…?
こちらは調査ができたらまた書きます。
ちなみに、フルスクリーンにしたら正常に動きました。
Aeroはまだ出たばっかりなので、対応に追われているところが多いのかもしれませんね。
ただ、そんなに変な機能ではないので、1年もすれば普通に対策されて、問題なく使えるものになると思います。
Aero2(?)は使いやすくなりますよね?期待してますよ、M$さん。
次回はセキュリティについてです。といっても、ユーザレベルでの話です。お楽しみに(・-・)ノ
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