Ver.35.0.12785リリースノート

新型コロナウィルスの影響が多方面に出ている今日この頃ですが、無事にバージョン35をリリースいたしました。

世界では日々様々な課題が発生しておりますが、ここまで課題を身近に感じたことはほとんどありませんでした。つまり、様々な事象がニュースで語られますが、今回はその内容が身の回りに「きちんと」反映されている点がとても興味深く、また、その課題の規模を実感せざるを得ない状況といえます。

さてさて、このリリースの仕組みは「HappyBirthion System」という名前なのですが、めでたく10年目を迎えたようです。10年前は「Ver.25.0.0410.9132」でした。9000番台だったリビジョンも、(365×10年+うるう日分増えますので当たり前ですが)5桁に突入しております。

見返してみると、10年前の自分が何をしていたのかが文章からよくわかります。記録というものは素晴らしいものですね。

ところがそんな個人の事情は、世界に対しては意味をなしません。本日はどんな日であろうと、世界は幸にも不幸にも勝手に進んでいくものです。

10年前に定義したこの言葉はとくに今でも心に残っています。不思議の国のアリスの「Unbirthday」あたりをベースとする考えです。今日という日、あるいはその時間、その瞬間。それを「どのように色づけるか」は自由というわけです。そこに色を塗るのは世界ではなく自分なのです。

世界、そして宇宙は、現在進行形で自分には関係なく淡々と進んでいくものでありますから、そこに無意味な意味を見出しても意味がなく、であるならば、選択肢は快の方向へ倒すのがベストと結論づけます。


この1年は環境や時間が大きく変わった年でありました。

運動嫌いの私ですが、あろうことかジムに通いはじめました、そして、その時間の活用をベースとした環境を整えていきました。特に録画したWBSの活用を始めたので、テレビを見ない私にとって、大人になってから一番テレビを見た年であったと思います。

また、兼ねてより本を読むのが苦手でしたので、改善すべく、絵本からやり直しをかけて、メモを取りながら読み進めるという読書システムも構築しました。今でもなんとか運用が継続できており、読書量は私にしては多い年となりました。

インターネット上においては、Twitterでハッシュタグ「#つぶやきProcessing」を始め、ご無沙汰していたProcessingでのプログラミングを再開しました。

ありがたいことに、この思想に共感頂いた方が数多く登場し、このハッシュタグが広まったことで、私の人との関りは過去最高のものとなりました。

こういった形で、いろいろな概念を自分に追加できたため、Ver.34はなかなかうまく改善が進められたのではないかなと、考えております。


さて、Ver.34のテーマは「静謐」で、落ち着いて世界と関わっていくということでした。このテーマを持ちながら日々を臨んでいくことで、今までよりかは思慮できるようになったのではないかなと感じております。

しかしながら同時に予見した通り「拠り所」はやはり大事なものであり、この概念の獲得にはまだ至っていない、というのがこの一年の結論でありました。

判断基準、その根拠、そこに付随する考慮、検討された事項、環境や非言語となっている情報、プログラミングで言えば条件分岐、いまここで、100通りの平行世界があったとして、その100人の私が同じ判断を下すであろうという自信。そういったものを積み重ねていかなければいけないのだろうなという思いは引き続き存在しています。

そこで、Ver.35のテーマは「典拠」とすることにしました。字のごとく、出典と根拠ですね。「拠り所」の考えにぴったりの言葉なので、これを選ぶことにしました。


名詞がテーマとなるのは久しぶりです。Ver.25の「情報」以来、10年ぶり2度目ですね。一区切りということで、新たなスタートということでしょうか。

四捨五入すると40代ということで、人生が進んできたなぁと実感する今日この頃です。「拠り所」を探しながら、Ver.35の開発を進めていこうと思います。

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